投資信託をお得に買うならこの順!クレカ積立の“高還元ルート”戦略ガイド
クレカ積立でもらえるポイント、どこまで狙える?
──還元率×難易度で選ぶ「最適な順番」
投資信託をクレジットカードで買い付けると、カード会社からポイントが還元される──。
この仕組みが登場して以来、「どうせ投資するなら、少しでもお得に」と考える人が増えてきました。
ただ実際には、「還元率が高い=誰でも得できる」わけではありません。
例えば、SBI証券では2%還元! といった文句も目にしますが、よく見ると「年間300万円以上カード決済すること」という厳しい条件が設定されています。
無条件で高還元の証券会社はごくわずかで、多くの証券会社で還元率はせいぜい0.5%前後。
現実的なラインとしては、1%の還元率が狙えるぎりぎりです。
そこでこの記事では、「難易度が低く、還元率が高い順」に、今もっとも現実的なカード積立ルートを整理しました。
上から順に使っていくだけで、最高のポイント還元効率になり、戦略的に積み立てられます。
① マネックス証券 × マネックスカード(1.1%|月5万円まで)
最初におすすめしたいのが、マネックス証券です。
専用のマネックスカード(年会費無料)で積み立てることで、誰でも無条件で1.1%の還元を受けられます。
- 還元率:1.1%
- 条件なし、審査は一般的
- カード・証券口座とも実質無料で始めやすい
✅「とりあえず始めてみたい」 「1枚目として安心して使いたい」人にとって、もっともハードルが低く、かつお得な選択肢です。
※マネックス証券にはdカード PLATINUMで3.1%貰う方法もありますが、月のカード利用額を20万以上使う必要があり、年会費も29,700円であるためあまり現実的ではありません。
② auカブコム証券 × au PAY ゴールドカード(1.0%|月10万円まで)
次におすすめなのが、auユーザー向けのゴールドカード戦略です。
- 還元率:1.0%
- 条件:au PAY ゴールドカードが必要(年会費11,000円)
- 携帯・au PAYチャージ還元で年会費実質相殺可能
✅ すでにauの回線を使っていて、au PAYを日常利用している人にとっては、マネックスの次に効率的なルートです。
✅ 通信費とau PAY利用額で年会費を相殺できるかが分かれ目です。
③ SBI証券 × 三井住友カード ゴールドNL(1.0%|月10万円まで)
次の選択肢はSBI証券。ただし、1.0%還元を狙うには条件があります。
- 還元率:0.5〜1.0%(前年の利用額によって異なる)
- ゴールドNLカード利用+年間100万円決済達成で翌年1.0%に
- 年会費は初年度キャンペーンで実質無料、以後も1度でも1年間で100万円決済達成すれば永年無料
✅ 公共料金・通信費・保険料などを集約すれば、100万円/年の条件クリアも現実的。
✅ 決済金額に自信がある人には、有力候補になります。
④ 楽天証券 × 楽天プレミアムカード(1.0%|月10万円まで)
楽天市場の利用が多い人には、楽天プレミアムカードとの組み合わせも検討に値します。
- 還元率:1.0%
- 条件:年会費11,000円。誕生月や火・木ポイント+1倍特典で年会費を相殺可能
- 目安:年間100万円程度の楽天市場利用で年会費実質ゼロ
✅ 楽天経済圏に入っており、100万円程度使っている人にとっては、SBIと並ぶ“追加投資先”として優秀です。
⑤ 楽天証券 × 楽天ゴールドカード(0.733%|月10万円まで)
②、③、④のどれも達成できそうにない場合は、還元率が下がりますが楽天ゴールドカードという選択肢もあります。
- 還元率:0.75%(代行手数料0.4%未満)
- 年会費:2,200円
- 誕生月に楽天市場で20万円買うと、年会費の元がほぼ取れる(+2,000pt)
✅ 誕生月に集中して楽天で買い物ができるなら、実質年会費200円でかつ、月の積み立てが10万であれば還元率0.733%という位置づけ。
✅ 年会費を“支払う前提”、“月10万未満の積み立て”で計算していくと、実質利回りはかなり下がる点には注意。
⑥ マネックス証券で追加枠(0.6%|月+2万円まで)
最後の「逃げ道」が、マネックス証券の追加枠です。
- 月5万円を超える積立分に対しては、還元率が0.6%にダウン
- それでも「無条件・年会費不要で0.6%」は悪くない選択肢
✅ 他のカード条件が合わない、という場合でも使いやすく、最終的に追加投資先として活用する価値はあります。
まとめ:カード積立の戦略は「順番」がすべて
高還元のカード積立を狙うなら、誰でも使えてコストのかからない順に攻略していくのが王道です。
✅ 難易度 × 還元率のバランスを見ながら、あなたに合った“許容ライン”を見極めましょう。
必要なのは、「無理して全部使う」ことではありません。
自分の生活に合った1〜2社を選んで活用するだけでも、年間数千ポイントを得られる可能性があります。
たとえば、月5万円をマネックスで積み立てるだけでも、年間6,600円分のポイントが還元されます。
まずはここから始めて、ライフスタイルに合うカード積立を、少しずつ広げていきましょう。